遠路はるばる行ってまいりました!いざロサンゼルス!ファニチャーハンター珍道中

遠路はるばる行ってまいりました、ロサンゼルス!突然言われても何のことだかサッパリな読者諸兄のためにご説明を差し上げますと、ACME Furnitureでは、概ね半年に一度のペースでアメリカ各地へ商品の買い付け(バイイング)に赴いています。ヴィンテージ・アイテムの仕入れルートを独自の情報網を駆使して探り出し、現地の文化を肌で感じながら、目で見て、手で触れて、買いつける。アメリカン・ヴィンテージを大切にする、ACMEの根幹とも言える重要なファクターです。

そんな重要なバイイングがどのように行われているのかを、ちょっとだけ公開しちゃいましょう、というのがこの企画。名付けて『Furniture Hunting』!ヴィンテージ・ファニチャーを求める狩人の如く、ハント!ハント!のホットな旅程をお見せしちゃいます。

とは言え、行くはアメリカ、ロサンゼルス。加えて訪れる先は種々様々なアイテムが集う、さながらヴィンテージの'るつぼ'。少なからず浮かれてしまうのが人情というものです。おまけに『海外自体はじめてッス』なんていう若手まで連れて行ったとなれば…。

ラッキー、トラブル、その他いろいろ。珍道中の模様も併せてお楽しみくださいませ!

現地の熱気にアてられそう西海岸のヴィンテージシーンはやっぱり熱かった

- 今回のHunterはACMEの正統派バイヤー、設楽さん。ロサンゼルスヘは買い付けで何度も訪れているので、現地の勝手は心得ているそう。今回は、2月の中旬頃から向こうに行っていたんですよね。

設楽 真也ACMEのバイヤー。過去何度もアメリカへバイイングに訪れているため、英語が得意。見過ごしてしまうような雑多の中からお宝を見出すことに情熱を注いでいる。

「そうですね。2月の11日に現地に着いて、こっちに戻ってきたのは26日だから、2週間ぐらい行っていましたかね。向こうは気候が全然違って、これくらいの時期でも暖かいから、過ごしやすかったですよ。快適でした。」

- 日本だと一番寒い時期ですもんね。今回は順調な買い付けでしたか?

「全体的には順調だったと思いますよ。あ、でも、ちょっとビックリしたことがありました。規模の大きいマーケットに参加する日程があったんですけど、会場に早く着きたいから、朝の4時に起きて、車で向かおうとしたんですよ。

とりあえず朝はちゃんと起きれて(笑)、同行してた佐野と東も支度を終えて。さぁ行くぞ!ってモーテルのドア開けたら濃霧で何も見えない(笑)」

- えぇ〜。

「でもしょうがないから、おそるおそる車を出したんです。フリーウェイには乗れたんですけど、一寸先も見えない状況で。さすがにマズいと思って霧が晴れるのを待とうかと思ったんですが、それだとマーケットには間に合わない。いいものからどんどん売れていってしまうから。

で、もう腹を決めて、スピードを控えめにしながらも進みつづけたんです。そしたらだんだん霧も晴れてきて、何とかマーケットにも間に合いました。」

- なんだかいきなりドラマティックなエピソードですね!

「それだけ苦労してたどり着いたものだから、調子に乗って買いすぎちゃって(笑)。結局車に乗り切らずに倉庫と往復しました。しかも一度倉庫から往復してマーケットに戻ってきたら、現場に残した東がまた買ってて焦るっていう。」

- あはは。でも豊作だったってことですよね。他のマーケットも回られたんですか?

「その時はローズボールのマーケットで、他には定番のロングビーチや、パームスプリングスのオークション、ゴールデンウェストカレッジで掘り出し物を探したりもしました。ロス近郊を中心に、まんべんなく周ってきた感じです。」

- 結構いろいろ周ってくるんですね!

「正直、かなり過密スケジュールです。ディーラーを通して日本からオンラインで買い付けするような方法も無いわけじゃないんですが…。やっぱり自分の目で見て買い付けないと。そうじゃないと、お客様にも自信を持っておすすめできないなって思うんです。」

はやく見せてよ!って感じですよね今回の買い付けピックアップはこちら!

ここでは、現地で買い付けたアイテムをピックアップしてご紹介します。どれも買い付けたままの姿で、ほとんどが店頭販売前のアイテムです。ここからリペアを経て店頭に並ぶわけですが、こちらのページでは一足お先にお見せしちゃいます。

 

バイイングについて

現地のマーケットやオークション、ディーラー経由でアイテムを見定めていきます。基本的にはリペアが前提になるので、どの程度修繕可能か見極めながら買い付けます。熟練したスタッフが現地へ赴き、目で見て、手で触れて仕入れています。

梱包とシッピングについて

買い付けた商品は一旦倉庫に集め、コンテナに搬送します。その後船便で日本に到着するため、到着まで1月ほどかかります。現地で買い付けた商品はその場で撮影してInstagramへ掲載しているので、事前にチェックいただけます。

ここでちょっと告知ですVINTAGEの最新情報は専用Instagramで!

ACME Furnitureの「ヴィンテージ専用」公式Instagramがスタート!バイヤーが買い付けたアイテムを、その場で撮影 / 更新!店頭に並ぶ前にチェックいただけます。バイイング / 更新は不定期に行われますので、今すぐ公式アカウントをフォローしてください!

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お宝発掘しちゃいましたWinchendonのドレッサー

1950年代後期のWinchendon(ウィンシェンドン)社製Planner GroupシリーズのPaul McCobb(ポール マッコブ)によるデザインのDRESSERです。私もこの仕事に就きアメリカへ買い付けに数十回来ておりますが、実際に現物を見つけたのは初めてです。正直、現地でも希少で高値がついていて、仕入れるかかなり迷いましたが、「迷ったら買え」という買い付けの掟に従い仕入れる決意をして買い付けました。

Paul McCobbデザインの家具特有の、素材を活かしたシャープでシンプルなフォルム。木部にはメープルの無垢材を使用し、脚部には鉄角丸棒をあしらい足回りがかなりすっきりした意匠になっています。製造上、なにかと角材の方が容易なのに、あえて丸棒を用いている事にも、こだわりを感じます。

Paul McCobbデザインの家具の抽斗の取っ手のデザインといえば、ゴルフのピン形状やアルファベットのT型の物が良く目にすることが多いですが、これにはアルミ削り出しのリング状の物があしらってあり希少性が高いポイントでもあります。

収納部は、抽斗が3杯のチェスが2台横に並列している事から、推測するに1950年代販売の販売スタイルとして、Unit modularとしてセミオーダー対応を行っていた資料を見たことがあるので、お客様の希望好みに併せて、取っ手、脚部、収納箱部の組み合わせに対応を行っていたことから、これを当時オーダーした方が希望するワイドが、2台のチェストを並列して配置する手段しかなかった事が考えられる家具だと思います。逆に言うとかなりイレギュラーな家具でまったく同じものは存在してないってこともありますね!

こちらの商品は自由が丘店に入荷予定となっております。
お問い合わせは自由が丘店でお伺いいたします。 03-5731-9715

で、設楽さん、結局どうでした?今回のBUYINGをまとめると

「毎回思うんですけど、やっぱり楽しかったです。いや、遊びに行ってきたみたいな意味じゃなくて(笑)。現地に行って、目で見て、手で触らないと良し悪しもわからないし、(英語で)直接交渉するマーケットの空気も気に入ってるんです。」

「そういえば英語で思い出したけど、今回一緒に連れてった佐野君ていうスタッフがいるんですけど、彼は海外自体がはじめてで。英語勉強しといてねって言ったのに、当日聞いてみたらHow muchが出てこないっていう。何なんだよと思いましたね。」

- 佐野君らしいですね(笑)。じゃあ最後に現地の美味しいモノ紹介、お願いします!

  • エコパークにあるワッフルサンドメープルシロップが染みたワッフルに、ポーチドエッグとベーコンが鎮座。甘しょっぱさがいかにもアメリカという感じでした。現地では有名なそうなので、エコパーク付近を訪れる方はぜひ!

  • とてもおいしそう...

- うわ〜、すっごくおいしそう。日本ではあんまり食べれない組み合わせですよね。

「甘くてしょっぱい感じですよね。積み込みで疲れた体に染みました。佐野君なんて、積み込みで疲れすぎちゃったのか、帰国するとき寝ぼけてて、うっかりジャケット忘れてきたんですよ。現地に。そういうトラブルなんかも乗り越えつつ(笑)、僕たちが買い付けてきたアイテムがメンテナンスを経て店頭に並んでいます。そんな事も少しだけ感じていただけたら、嬉しいですね。」

ACME Office 注:佐野君は英語の勉強を頑張っています!本当です。